2015年11月06日

エンジンオーバーホールの総括@ZRX1100

今回のエンジンオーバーホールを振り返ってみたいとおもいます。

まず、エンジンを開ける理由となった
シリンダースリーブオーリング部からの冷却水漏れ。
冷却水が漏れてスリーブ部に水がない状態で運転したために
スリーブ部のオーリングに熱がかかり溶けてシールが出来なくなった状態。
加工屋さんにスリーブ部のオーリング交換を依頼して修理。
心配していたスリーブやシリンダーの変形は見られずひと安心。

修理後は冷却水の減りも無くなり
冷却水漏れは解消しました。

ごまかしながら
走れなくもないですが、
エンジンオイルに水が混じると
いろいろなところが潤滑出来なくなり
劣化が進みます。
早いうちに手を打って正解だとおもいます。

次に、エンジンのスムーズさやトルク感が
無くなってきた原因を探していて
測定した圧縮圧力が1番だけ規定下限近くに
下がっていたこと。

冷却されずに
シリンダーとかピストンに周りに深刻な
ダメージが発生したのかもしれないと心配したのですが、
結果的にはバルブクリアランスが小さくなりすぎていた
ことが主な原因でした。

全体的にクリアランスは小さくなって
マニュアルの基準以下の箇所も多数。

特に、1番の吸気バルブは
クリアランスゼロの状態で
圧縮時にキャブ側に吹き返していたと思われる跡が見られました。

バルブシート面は荒れなどは見られず
軽く擦り合わせを行ったのみ。

擦り合わせ後に
適合するシムを購入、交換して
基準内に調整しました。

状況からバルブクリアランスの調整だけでも、
圧縮はそれなりに回復したかもしれません。

とは言いつつ、シリンダースリーブを外すなら、
劣化が予想される箇所には手を入れておきたい。

というわけでピストンリングの交換をして、
ピストンリング部からの圧縮漏れを回復させる。

ピストンリングの摩耗度は測定の結果
いずれも基準内でしたので、
交換しなくてもそれなりに
動いたとおもいますが
少しでも調子よくしたいのと
新品と比べることで
見えて来るものもあるかな〜と
思って交換しました。

今回、ピストンリングの交換の意味について考えるに
あたり、ピストンリングの合口隙間について
しつこく測ってますが、
長くなるので別の機会に書きます。

そしてバルブタイミングの修正
カムチェーンの伸びなどから
2〜3度ほどバルブタイミングが遅れて
いる状態でした。
カムチェーンの伸びも基準内ですが、
設計値に近づけるように
カムスプロケの長穴加工して
バルブタイミングの調整を行いました。

あとはバルブステムシール部に
オイル下がりの兆候が見られていましたので
ステムシールは交換

ガスケット及びオーリングなどの
シール類交換、カーボン除去

おまけのシリンダー、ヘッド、カムカバーの塗装などなど。

多少、見映えもよくなったかな。

狙っていたように
乗ったときの
エンジンのスムーズさは
新車の時ってこんな感じだったかも
っていう気持ちいい感覚です。

長く調子よく気持ち良く乗りたい
&自分のいじりたい気持ちとお勉強為の
エンジンオーバーホール

期間も5ヵ月と長くかかり
大変なこともあったけど
納得できる内容で楽しかったです。

しばらくは初期化したエンジンで
補給器関係をいじって楽しもうかな〜


posted by しゃかにか at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | エンジンオーバーホール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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